「バーリアル炒飯」ビールでご飯を炊いてみた

先日の飲み会終わり。大量の発泡酒が余っており、貧乏性な私はとりあえず頂いて帰りました。
20缶くらい貰らえたので、帰り道ビニール袋が2回破れましたがお得感から上機嫌です。

「1日2本飲めば10日も….」「人を呼んで飲もうかな..」.などと消費方法を考えておりました。
料理にも使えるのでは?と調べてみたところ、手軽なレシピとして水の代わりにビールでご飯を炊くというものを発見。

さっそく試し、そのビール(発泡酒)ご飯を炒飯にしたのでご紹介します。
発泡酒(トップバリュー商品のバーリアルです。割と好きです。)をご飯に…?と抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、出来上がりは普通でした。普通の炊き込みご飯のようで逆に驚きました。
さて、炒飯としての完成度はいかに!?

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目次

1、バーリアルご飯について
2、「卵白のこしをフォークで切る」ついでに試したこと
3、「卵先入れ炊飯」レシピ
4、感想
5、これからの炒飯に活かせそうな発見

このレシピを参考にしようか迷う方はレシピと感想を読んでみて下さい!

1、バーリアルご飯について

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炭酸水でご飯を炊くと、ご飯がふっくらつやつやになるらいしいです。またビールを加熱すると麦芽?(多分)の香ばしさが立ちます
「ビールご飯」で検索すると結構ヒットしますが、メリットは様々書いています。上にも書きましたが、大きく分けると炭酸としての特徴、ビールの味・香り・色としての特徴の2つに分けられます。

水の代わりに炭酸でご飯を炊くと、泡の効果で米粒が立ち、またつやつやとした仕上がりになるそうです。少し調べただけではその根拠が分からなかったのですが、今回バーリアル(トップバリュー商品の発泡酒)でご飯を炊いた感想としては、つやつや感は分かりませんでしたが、確かに米粒がふっくら立っているように見えました

米を研ぎ、ざるでかるく水をきり、すぐに水をいれ、浸水時間なしで、天然水を注いで炊いたご飯。炊飯が終わったらすぐに蓋を開けた。(ザルあけ0分、浸水0分、炊飯器機能保温による蒸らし0分)↓
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上の天然水をバーリアルに代えて炊飯。(ザルあけ0分、浸水0分、蒸らし0分)↓
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↑比較するとバーリアルで炊いたご飯の方が米が立っているように見えます。
理由は分かりませんが確かに炭酸のメリットはありそうです。

次にビールの味・香り・色についてですが、これはそのまんまバーリアルの味・香り・色をご飯に移すことになります。だし汁で炊き込みご飯を作るのと同じですね。
コクのある味わい、麦の香り、黄金色、という特徴を持つご飯が出来上がるはずです。
実際に炊いてみると、加熱温度・時間、米と合わさることでどのような変化があるか分かりませんが、とりあえず作ってみましょう。
そうして出来たバーリアルで炊き込むご飯で炒飯を作ります。



2、「卵白のこしをフォークで切る」ついでに試したこと

炒飯を作る際、油に卵をいれ、その後にご飯を投入しその3つをうまく絡ませる行程がスーパー重要ですが、その方法には諸説あり、私自身この行程に関して確定した意見がありません。

油、卵、ご飯の3つを絡ませる行程について、例えば、油の温度の違いでどのくらい卵が油を吸う量が変わるのかのような実験をいずれしようと思うのですが(卵の乳化作用が一番働く温度を調べるということ。ググってもよくわからなかったので)、
この絡ませる行程は、高温で調理する場合、わずかな違いで火の通り方が変わります。
⑴ 卵の上にご飯をのせ、お玉などで押し付けるように絡ませる。
⑵ 卵の上にご飯をのせた後、鍋をあおり上下を反転し、ご飯をなべ底側に、卵をご飯の上にのせ鍋に直接触れさせないようにしてから、押し付けるようにほぐす。

といった小さな違いで火の通り方が大きく変わり、仕上がりにも大きな影響を与えます。
これについて書き出すと今回はバーリアルご飯が主題であることを忘れそうなので、とりあえずここまでにし、今回ついでに試したことについて書いていきましょう。ついついタイプする手が止まらなくなるんですよねぇ….。難しいゆえに面白いので、3つを絡ませる行程についてあるもっと掘り下げた記事を書こうと思います。

さて、「卵白のこしをフォークで切る」ということですが、これ自体は大したテクニックではないです。
たまたま、フレンチのちょっとしたコツ、が沢山のっているサイトを見ているときに知った技なのですが、ボウルに卵を割り、卵白部分をボールの壁に押し付けるようにフォークで上の方へ持ち上げることで、卵白自身の重さによりこしが切るということです。
(卵白はひとまとまりのドロッとした形状であるので、それを分割するという意味です)
私が炒飯を作る際は、箸でカッカッカッと回すようにかき混ぜて溶き卵にし、次に卵白を箸で持ち上げることでこしを切ります。その箸する方法より、フォークでこしを切る方が優れていたらまあそっちでやった方が良いので、とりあえず試してみました。

その結果、まず使う容器が大きくないと中々フォークでこしを切るのは難しく (箸でこしを切るには。挟んで真上に持ち上げればいいですが、ボールとフォークの場合は、ボールの壁に押し付けながら持ち上げなければいけないため、ある程度高い壁が必要です) 、容器が大きい分、無駄になってしまう卵 (炒飯に使えず容器に残ってしまう、摩擦によりとりにくいドロッとしたもの特有のもったいないやつ。ヨーグルトを逆さまにしても容器に沢山のこっちゃうみたいな。伝わらないですかね…) の量がより多くなってしまいます。

こしを切る、ということに関しての効率も、箸の場合とあまり違いは感じらませんでした。

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↑容器が小さく、卵白を持ち上げられないのでこしが切れない。(なんかやり方違うのか?それとも量が増えるとボールで一気にやる方が効率いいのか?)

結果、箸で卵といた方が色々と楽だし卵が無駄にならない、ということです。
ではなぜ、油、卵、ご飯の3つを絡ませる行程の話をしてたかというと、卵の溶き具合によっても完成に影響があるからです。
こだわりある炒飯レシピには、”卵は軽く混ぜ、卵黄と卵白の違いを楽しむ”や、”鍋に直接卵を割り、サッとかき混ぜてからご飯を投入”と書かれているものがあります。
これらの違いには、溶き卵に泡があるか(起泡性)による膨らみ方の違い、乳化のバランス(卵黄に乳化作用がありますが、卵白がよってつなぎのような働きをしてるという意見もあります)による違い、卵黄と卵白の固まる温度の違い、色どりの違い、など様々な要素が含まれています。

たかが溶き卵を作るだけですが、意外とそのちょっとしたこだわりによる仕上がりへの影響は大きいです。
今回の結果は、まあ箸の方が優れてるというだけの話でしたが、考えさせられることは沢山ありますね。
ではではレシピです。なんとなく中華鍋は使わずに作りました。

3、「卵先入れ炊飯」レシピ

——-作り方——-
材料
ご飯:0.5合 (写真は米1合)
バーリアル(発泡酒):200ml
卵:1個 (50gくらい)
塩:1.3g
白コショウ:0.2g
コンソメ(粉末?):0.5g
キャノーラ油:小さじ4

手順
①米を研ぎ、ざるにあける
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②米にバーリアルを注ぎ、そのまま炊飯スイッチを押す
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③塩、コショウ、コンソメを計量しておく

④卵をボールにあけ、ボールの壁に押し付けながら持ち上げ、卵白のこしをきる (箸で十分ですが)
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⑤ご飯を0.5合分分けておく。 (1合は150~160gだと思います)

⑥鍋を中火にかけ、キャノーラ油小さじ4をひく

⑦溶き卵を油の溜まったところに注ぎ込む
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⑧半熟になり、鍋をゆすっても卵がプルプル震えるくらいになったらご飯を投入する
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⑨しゃもじなどで切るように混ぜる
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⑩ご飯を全体に広げ、塩、コショウ、コンソメをまんべんなく振る

⑪鍋底を広く使い、しっかり加熱しながらムラができないように混ぜる

⑫コショウの香りが多分強いので、それが少し弱くなってきたら火を止める (コショウの香りを活かしたい場合は、最後にいれるか、早めに火を止めて下さい)

⑬皿に盛る

⑭完成!!!

4、感想(良いとこも悪いとこも)

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炒めていると発泡酒っぽい香りがしてくるが、あまり違和感はない
バーリアルご飯は、炊き込みご飯(醤油ダシっぽい)の具なしのような感じ。香りに麦っぽさはあるが、言われないと炊き込みご飯と思うレベル。色も炊き込みご飯っぽい。
・卵の卵黄と卵白が加熱中の写真をみれば分かるとおり、少しコントラストをつけた。食べる部分により若干卵黄、卵白の味に偏りがあった。良いかというより、そういうことも出来るという感じ。
・バーリアルご飯によって炒飯がうまくなったかというと、まあこういうのもありだなという感想。醤油と炊いたご飯とか、だし汁でご飯を炊いて炒飯を作るのと同じ扱いで、うまいのでレパートリーの1つに入るが、人に食べて欲しいほどではないというくらいの…。うまいはうまい。 (上手く美味しさのレベルを伝えられませんが、炊き込みご飯に梅干しいれたおにぎりみたいな。白飯と梅干しより美味しい状態ではあるけど、特にやらないという…なんか分かりませんかね…?)
・久々に中火で炒飯を作ったが、やはり卵の柔らかさ、しっとり感が増した。ただご飯との絡み方は弱くなったと思う。

5、これからの炒飯に活かせそうな発見

・フォークで卵白のこしを切る必要はないと思う。
・バーリアルご飯は炊き込みご飯にとても似ている。
うまいはうまいが、そこまでじゃないという中途半端な結論になってしまいましたが、発泡酒を米にかけているときは何か楽しいですね。

次の記事は小えびを炒飯に混ぜてみます。想像以上ではないですが、かなりおいしいですよ。
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