前回の記事では小エビを入れるだけの炒飯でしたが、今回は福神漬けの汁気をきって入れるだけです。
紅生姜の様に炒飯に添えるだけの使い方もありますが、今回は混ぜて炒めました。
めちゃくちゃ美味しい!とはなりませんが、福神漬けの賞味期限が迫ってる時なんかにはいいレシピだと思います。
↑なんでこんなに米粒がたってるんでしょう…?多分ご飯をいつもより硬めで炊いたりしてたんだと思います。
目次
1、おひぎり合う具なら炒飯に合う
2、「福神漬け炊飯」レシピ
3、感想
4、炒飯の進化に活かせそうな発見
このレシピを参考にしようか迷う方はレシピと感想を読んでみて下さい!
1、おにぎり合う具なら炒飯に合う
以前少し書いたことがある気がするのですが、炒飯に合う具を考え要素とは、
ご飯に近い触感、大きさ、馴染みやすい味の具。
(ご飯に対し具が異質過ぎない。例えば、若干汁っぽい具(トロトロチャーシューなど)はご飯に汁が染み出て味が馴染み、ご飯に対し異質になりにくくなる。)
彩りがいい具。
(赤系、緑系の具がよく映えます。炒飯以外もそうですが。。)
塩気などが強め(梅、塩鯖など)でご飯に合うとされている具。
(強めの味つけの具を、ご飯で薄めるとちょうどいいバランスになる食べ方です。)
汁気をが多過ぎない具。
(パラパラに仕上げたい場合に困ります)
としたと思います。(書いてないかも)
上記のような、炒飯に合う要素を満たす具を探すには、”おにぎりの具”から探すと効率的です。
おにぎりの具は、彩り以外のほぼ全ての要素を満たしている具が多いです。
(おにぎりは中身の色は関係ないので彩はしょうがない)
「ご飯に合う具で探せば、より広い可能性があり良いのでは?」
と思うかもしれません。
確かに、比較的高確率で炒飯に合う具に出会えます。
が、ご飯に合うという条件だけでは、例えば唐揚げのように、自分で噛み切りながらご飯と食べなければなりません。要は唐揚げ1コをそのまま炒飯にいれてしまっては、米粒に対して大きすぎるということです。
他にも、カレーライスや牛丼(つゆぬきは大丈夫( ^ω^ ))のような具も、汁気があり過ぎてパラパラとした炒飯は作れません。
なので、より効率的に炒飯に合う具を探すのであれば、”おにぎりの具”が良いと思うのです。
そして今回は福神漬けを具にします。
「福神漬けなんてカレーに添えるくらいで、おにぎりに合うのか?」
と言われてしまいそうですが、福神漬けを甘い漬物と考えてはどうでしょうか?
漬物の触感、味の強さは、おにぎりの具として優秀なものが多いので、福神漬けにも期待出来そうです。
(梅干しも漬物(漬けて干しすと梅干しらしい。)で、辛子明太子も漬物らしいです。こう見るとおにぎりの具より漬物を探した方が良いかもしれないですね。)
と、色々と炒飯に合いそうな具についての条件・探し方を書きましたが、試してみないことには机上の空論。
2、「福神漬け炊飯」レシピ
——-作り方——-
材料
ご飯:0.5合
卵:1個 (50gくらい)
塩:1.3g
白コショウ:0.2g
濃口醤油:小さじ1/2
キャノーラ油:小さじ4
福神漬け:2.5g
手順
①コショウ、福神漬け (箸で汁が炒飯に入りすぎないように取り分ける) を計量し、暖かいご飯0.5合を皿に広げ、卵1個を軽く (軽く卵白が切れるくらい) 溶いておく
②中華鍋を強火にかけ、空焼きする (最後までずっとMAXの強火)
(中華鍋なんかねえわ。という方はこれから下はずっと中火で、なるべく火から離さないように炒めてください。強火の方がいいですが(時と場合にようけど)、表面の加工がとれてしまう鍋もあるので(鉄鍋とか高火力に対応してるやつなら下のレシピ通りにやってください) )
③油をしき、全体になじませる
④大抵のガスコンロは一定温度(確か240度)になるとピッとなって火が弱まるので、そうなったら底の油の溜まったところに溶き卵を手早くいれる
(中華鍋でない方はこの辺は無視で)
⑤卵がぷくぷくと膨れ、揚がってる感じになるが、真ん中の部分が生っぽくなってるはずなので、お玉などを使って卵全体が半熟になるようにかき混ぜる (3秒くらいで)
⑥すぐにご飯を卵の上に投入し、お玉の背などでご飯を卵に押し付けるように絡ませる
⑦切るように混ぜたり、ご飯粒の塊を軽く叩いたりして米粒1つ1つがバラバラにする
⑧ご飯全体が卵と絡みパラパラになったら、ご飯を全体に広げムラができないよう塩、コショウを振りかける
(最近、塩の”振り方”が難しく(和食とかで)、1人前になるのに何年もかかるらしいことを知りました。
いつもなんとなくスプーンなどに計量し塩コショウをしてましたが、これより良い方法(ムラなくふりかけ易く (スプーン表面の摩擦が大きいとサラサラと全体に振りかけずらかったりするという意味で) 、計量したスプーンなどに塩コショウが残りにくい方法を考えていました。
プロの方の動画なんかを見ていると、やはり指で適量つまんで高いところから全体に手早く振りかけてるという手法を使っています。
私の無意味なこだわりなのですが、そういった感覚的な手法だとその感覚を磨かないといけないのがなんか嫌です。(指でつまんだ塩の加減とかを定量的に比較できないのがくやしい。手が湿ってたら塩が指から離れにくいとかの条件の不確定さとかもなんかしっくりこないですね。とは言いつつ、そのうち手で塩を振る方がいいとか言い出すかもしれません…。ちなみに、プロは指で塩を振った方が効率的だと思います。速さの面でいちいち計量なんてしてられないでしょうし、感覚が鍛えられてるので。しかし、趣味で炒飯を作る、私のような人は指を使わない方がいいと思ってます(現段階で)。
なんだか長い説明になっていますがあともうちょっとお付き合いください…。
さて、下の写真では塩をビンから直接炒飯にかけています。これは、塩を瓶ビンの9割までいれた状態で、地面に対し垂直にで勢いよくビンを振り下ろしたときにでる塩の量をあらかじめ計っておき、必要な回数炒飯に振りかけると、ムラなく、かつ正確な量の塩を振りかけられるのでは?というアイデアです。
事前に、小鉢に対し10回ほど塩のビンを振り下ろしたところ、1回目の振り下ろしで0.1g、2回目で0.2g、・・・、10回目で1.0gとなり、
0.1g < 1回の振り下ろしで出る塩の量 < 0.11g
になるはずです。平均的には。
今回は1.3g塩を入れたいため、13回塩の入ったビンを上下させました。)
↑小鉢に塩を振り続けている様子。私の振り方、ビン、塩がでる穴は1回で0.1gでしたが、みなさんがこの方法をやるときは多分量が違うので、目安程度に思っていてください。
⑨お玉などでかき混ぜたり、なるべく火から離さないようにあおったりしてよく混ぜる
⑩福神漬けをいれる(水分があまり飛ばないようご飯の上に投入する)
⑪鍋肌から醤油を回しいれる
⑫お玉などを使って混ぜつつ、3回くらいあおる
⑬皿に盛る (醤油いれてから10秒くらい。福神漬けが冷たくなければOK)
⑭完成!!!
3、感想(良いとこも悪いとこも)
・塩13回も振るのに時間かかりすぎた。面倒も多いので、スプーンとかか振りかける方が無難。
・加熱されたことで福神漬けの水分が飛んだのと、味のインパクトが弱まった。甘味もあまり感じなかった。
・福神漬けの触感はいきていたが、味、香り、赤色の印象は薄かった。
・福神漬けは漬物としての、さっぱり作用があるので、くどめの味にいれたりするとバランスがよさそう。
3、炒飯の進化に活かせそうな発見
・福神漬けを加熱すると、インパクトが弱くなる
・塩を振る際は、今のところスプーンなどで計量しておくのがいい
塩の振り方に関して、レシピの一手順とは思えない長さの説明を書いてしまいましたが、こらから色々考えていくきっかけになりそうです。
次の記事では、餡掛け炒飯を真剣に作ります。
作ってみるレシピとしては、割と自信をもって紹介できる内容ですので、「なんか今晩は餡掛け炒飯を食べたいなぁ」なんて方は是非読んでみてください!
漬物の具関連の記事:「ザーサイ炒飯」-簡易的なネギ油で中華風味を加える-
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