前回の記事では、鍋の素を使ってキムチ味炒飯を作りました。
しかし今回はシンプルに、醤油だけで味付けをしてみたいと思います!
「塩もコショウも使わずに、醤油だけで炒飯を作ってみる」
醤油を万能調味料と信じて…
目次
結論だけ知りたい方は4. 感想を読まれるといいと思われます。
1. なぜ醤油だけで炒飯を作ってみるのか
以前、粉チーズを炒飯にいれると味がぼやっとしてしまうことに対し、卵に醤油を混ぜておき、その溶き卵で炒飯を作ると味が引き締まったように感じました。
お?
炒飯に加える醤油は香り付けとして使うことが多いですが、それ以外にも醤油を活かせるのでは?
と思いました。醤油で味付けできそうだし、卵に醤油を混ぜても美味しい、香り付けにもなる。それならもう醤油だけで作ってみよう!っとなり、今回の記事を書いております。
ご飯と油と卵と醤油だけで作るなんて、高度な節約レシピだなあと思いつつ、それで美味い炒飯が作れるのなら万々歳ですね。
まあ私も、醤油だけでめちゃめちゃ美味しい炒飯ができるとは予想してませんが、不味い炒飯にもならないだろうと、醤油に
①卵の味付け
②ご飯の味付け
③香りづけ
の、3つの役割を期待して炒飯をとりあえず作ってみます。果たしてどんな味になるのでしょう…?
何か(節約とか)の役に立てばと思い、レシピと感想書いていきます。
2. ついでに試してみたこと
「醤油だけで味付けをする」が今回のテーマではありますが、わざわざご飯や卵や時間を消費して作っているのでついでに試してみたことがあります。
・ごま油で炒める
→炒め油に香りを付けるのは効果が薄いと書いたことがあるのですが、あまりに多くのレシピでごま油が推奨されていたので再度確認してみました
・醤油でご飯に味付けの前に、米の水分を飛ばしておく
→炒飯を炒める際に、水分は大敵です。水分と加熱により、米がべちゃべちゃになってしまい、パラパラに仕上げることができません。醤油の水分も同様に、多く入れるぎるとご飯がべちゃついてしまいます。そのため、少しご飯の水分を飛ばしておいてから、醤油を米に吸わせるようにして味付けします。
上記の2つを試しました。
「醤油だけで作る」というテーマが分かりにくくなるじゃん、と思われるでしょう。
確かにそうなのです。しかし、時間、お金の節約のため、同時に試してしまいます。ご容赦ください…
3. 醤油だけ炒飯のレシピ
— レシピ —
手順
①ご飯を皿に広げておき、湯気がほんのり立つくらいまで放置する(室温にもよりますが、5~10分放置くらいがいいかと思います)
②中華鍋を空焼きし(これからずっと強火)、煙が少し出てきたところでごま油を加える。
↑空焼きした鍋にごま油をなじませる
③油を鍋全体になじませ、底の油が溜まったところに醤油小さじ1/2を混ぜた溶き卵をいれる (卵がぶくぶくとふくらみながら油を吸う)
↑卵に醤油を混ぜておく
④卵の真ん中にすぐにご飯を投入し、お玉の背でご飯を卵に押し付けるように混ぜる (鍋は火極力離さない!)
⑤ご飯をほぐし、米の一粒一粒に卵がコーティングされるよう混ぜ合わせていく
⑥よく炒め、米粒の軽さが変わった感じがしたらご飯に醤油小さじ1をかけ、ご飯に味を付ける
↑醤油でご飯に味を付ける
⑦火から離さないようにあおり、同時にお玉でご飯を混ぜ続ける
⑧鍋肌から醤油小さじ1/2をまわしいれ香りづけをし、再び火から離さないよう意識しながら数回あおり、全体に香りをまとわせる
↑醤油で香りをつける
⑨皿に盛る
⑩完成!
4、感想
・それなりに美味しいが、塩コショウで味を調える方が美味しい。あえて作る意味はないと感じる。
・醤油の香りが強い。
・全体的に味がぼやけてしまっていたので、塩は特に必要ないがコショウは欲しい。やはり味を調えるには塩やコショウが良さそう。
—-醤油以外の試みの感想—-
・ごま油で炒めた場合、炒めはじめの段階で一番香りが立っていて、炒め続けるにつれ香りが薄くなった
→ ごま油は炒め油にすると香りが弱くなり、ごま油を使う意味が減る
・完成後の味と香りに、ごま油の甘みがでていた
→ 影響は少ないものの、炒め油としてごま油を使う意味がないわけではない
・ご飯の水分を飛ばしておかげで醤油でべちゃつかないのか、そもそもこの醤油の量、加熱時間ではべちゃつかないのか分からなかった。
結果、醤油だけで炒飯を作ると、不味くはないけど、あえて作るほど美味しくはない、という結論にいたりました。残念ですね…。おとなしく塩で味付けした方が無難です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次の記事も是非!
関連記事:「香りをつけた炒め油は炒飯の出来上がりに影響をあたえるか?」
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塩は味をつける、ものではなく、素材本来の味を引き立てる、引き出すものです。
お米にもそれがあてはまりますから塩は必要ですね…ぼんやりしているのはそのせいだと思われます。
既にやっているかもわかりませんが、挽き肉を使ってチャーハンを作ると(先に肉だけ炒めて出しておく)肉の旨味がとても全体に広がり食感的にも○です。お進めです。
あと、これは好みかも解りませんがチャーハンに使う醤油は濃口より旨味とコクがより強いさしみ醤油が合いますね!
はじめまして!このブログを書いております炒飯の歯車と申します。
塩は素材本来の味を引き立てる、引き出すという考え方に大変納得しました。思い当たる節がいくつもあります。塩おにぎりとか、焼いたお肉に塩を振るだけで美味しいだとか、塩味が美味しいのではなく塩が素材の味を活かしているのですね!
また、挽き肉を使って炒飯を炒める際の順番まで意識しておらず、新たな可能性が広がりました。以前私が作った挽き肉炒飯では、炒飯と挽肉を別々の鍋で炒めてしまっておりましたので、是非近いうちに試してみようと思います。
更には、醤油の種類まで教えて下さるとは….。濃い口と薄口、うま味を添加されているかの違いしか調べたことがなかったため、旨味とコクが強いさしみ醤油が合うというご意見も大変参考になります!これも是非近いうちに試してみようと思います。
かなり炒飯作りを極められている方だと想像いたしますが、貴重なアドバイスありがとうございます。アドバイス頂いた内容に関しまして、新しい記事として投稿させて頂くかもしれませんがどうかご了承ください。
コメントありがとうございます!!