科学的な炒飯を作る|プロローグ編

私がこのブログに炒飯のレシピを投稿し始めてもう1年半以上もたちますが、より美味しい炒飯を作るためには、やはり科学の力が必要だと感じます
そこで、徹底的に科学的根拠のある炒飯レシピを作ってみようと思います。

具体的には、美味しさが増す化学反応と、不味さが増す化学反応が最もベストな割合となるレシピです。(焦げないで香ばしいくするため、2分以上3分間以下だけ炒める・・・など)

調理学について学び、またキッチンで実験を繰り替えしながら、科学的な炒飯レシピを考えていきます!!(本記事はプロローグみたいな内容です。)
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「コーヒー香る炒飯」 果たして美味しいか?

”奥田政行シェフ”という大変有名な方がいらっしゃるのですが、この方が以前テレビ番組で紹介していたチャーハンのレシピにて、香り付けにコーヒーを加えるとありました。

「こんな有名で実績のあるシェフのいうことなので、きっと炒飯にコーヒーは合うはずだ!」
と思い、コーヒーによる炒飯への香りづけに挑戦してみます。

果たしてコーヒーを炒飯に加えることで、美味しさはアップするのか!?

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パックご飯で炒飯は美味しく作れるか?

みなさんは普段、パックご飯を食べる機会はあるでしょうか。

レンジで数分温めたり、熱湯で温めるだけでお米を食べられるため大変便利ですね。
さて、そんなパックご飯を炒飯にすると、どんな仕上がりになるのでしょうか。

「パックご飯は不味いから炒飯にして味をごまかして食べる」
「パックご飯で炒飯を作るとパラパラになるって聞いたけど・・・」

など、色々意見はあると思います。
本記事では、パックご飯が炒飯に向いているご飯なのかどうか検証していきます!

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「毛湯餡かけ炒飯」本格中華スープ作りのコツ

「お店で食べるような中華料理を家庭で再現することが出来れば・・・」

お店で食べるような本格中華料理を家で再現するには、いろいろと物理的に難しい点があると言われています。
・店に比べ家庭のコンロが火力不足(10分の1くらいらしい)
・料理道具を買いそろえるのが大変(骨も断つような中華包丁とか)
・スーパーに売っていない食材の購入が大変(ツバメの巣とか)
・時間と手間をかけた中華スープ(毛湯や清湯とか)
以上の4つが家庭での再現を難しくしている主な理由だと思います。

逆に言うと、この4つの条件が家庭でもそろっていれば、レシピを知り技術を身に着けることでお店で食べる本格中華料理を家庭でも作れてしまうはずです。(技術と知識が一番難点であると思いますが・・・)

そこで今回は、家庭で再現が難しい点のひとつである、時間と手間をかけた中華スープ”毛湯(マオタン)”の作り方をご紹介します
「毛湯って?」と思われた方も多いと思いますが、鶏、豚ガラを水で煮込んでだしを取ったスープのことです。(中華には”~湯”というものがいくつかあります。それぞれ特徴がありますが、簡単にいうと全部鶏がらスープみたいなもんです。)

私がネットで調べたレシピを色々実践してみた結果をふまえ、失敗パターンやコツについてまとめてみました
(ご紹介するコツはラーメンのスープ作りや、フランス料理のブイヨン作りにも活かせる知識だと思います。また、今回ご紹介するレシピでは豚ガラが手に入らなかったので豚骨で代用しました。「そんなの毛湯じゃない!」と言われてしまいそうですが、まあ美味しいので許してください。)

塩のみで毛湯を味付けし、とろみをつけ餡かけとして炒飯にかけてみました。具や調味料は最小限にし、毛湯の厚みのある味わい出来る「毛湯餡かけ炒飯」を作ってみてはいかがでしょうか

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炒飯が水で香り立つのは本当か?

炒飯作りのコツについて調べていると、「仕上げに水を加えることで、香りがひき立つ」といったことがことが書かれていました。

「本当か?」ということでとりあえず作ってみることにしました。
はたして水を加えるだけで香りが良くなるのでしょうか?

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