「ソーセージ炒飯」チャーシューよりも美味しいか?

チャーハンのレシピを探していると、チャーシューではなくソーセージを使ているものが多くあります。

チャーシューよりも合うというコメントや、チャーシューとソーセージの両方を入れるというレシピもあるため、とりあえず作ってみました。
(ソーセージとウィンナーの違いが分からなかったので調べたところ、ウィンナーはソーセージの中の1種だそうです。今回の炒飯はウィンナーソーセージを使ったので、ウィンナー炒飯ともいえます。)

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目次

1、炒飯にチャーシューは鉄板?
2、何をすると香りづけか
3、「ソーセージ炒飯」レシピ
4、食べた感想
5、これからの炒飯に活かせそうな発見

このレシピを参考にしようか迷う方はレシピと感想を読んでみて下さい!

1、炒飯にチャーシューは鉄板?

炒飯にチャーシューが入っていると嬉しいです。
冷凍食品の焼き豚炒飯なんかでは、脂ののった大きめのチャーシューが入っていて、ついついチャーシュを探しながら食べてしまいます。

自分でチャーシューいりの炒飯を作るとき、大きめ、多めのチャーシューをいれて作ります。
が、チャーシューそのものはもちろん美味しいのですが、何となく炒飯と一体化していません。
お店でもたまにあるのですが、うまいチャーシューとうまい炒飯が混ざっただけでうまく融合していないことがあります。

いまだに答えが出ていないのですが、私の見解としては

・チャーシューが大きすぎる、または硬めの触感で異質な存在感がある
・味が炒飯と違いすぎている。(ご飯につけた味に比べ、塩気が薄すぎたり強すぎたり。甘すぎたりなど)

が原因だと思っています。

簡単に書きましたが、これは結構難しいことだと思ます。
また、チャーシューに限らず他の具材に通ずる考えではないでしょうか。

例えば、以前挽肉炒飯を作った際、触感をカリカリにしすぎた失敗がありました。
そういう意味で言うとソーセージは米に近い柔らかさと言えそうです。
味が違いすぎるということを考えると、塩コショウなどの味付けのタイミングが決まってきます。
味が弱めの具材の場合は、すべて入れた仕上げの段階で味付けすると全体がある程度一定の味になり、または塩気が強いような具の場合は、先にご飯に味付けし、仕上げに具を食わるとちょうど味の強さが均一になります。

冷凍食品に入っている焼き豚は、
ちょうどいい柔らかさ (米と違いすぎない)
ちょうどいい大きさ (大きすぎると小さな味、触感の違いが目立ちすぎ、別々のものとして感じる)
ちょうどいい味付け (冷凍食品はしっかり目に味がついている炒飯が多く、焼き豚に負けていません。)
となっているため、ご飯とチャーシューとが融合している感じがあるのではないでしょうか。
以上の観点からいくと、ソーセージは柔らかさのハードルをクリアしており、後の味つけ、大きさは調理の仕方次第でチャーシュー同様のポテンシャルを持っていそうです。
(ソーセージの味つけにより入れるタイミング、炒飯の味をコントロールすることが大切そうです。)



2、何をすると香りづけか

今回はたまたま鏡月が家にあったので香りづけに使ってみました。
焼酎の香りはあまり料理にあうとされていませんが、とりあえずそれを無視して書いていきます。
香りづけについて、何をすると炒飯に香りがつくのか考えてみたのですが、結論から言うと、これもよくわかりませんでした……

これから考えていく命題として、とりあえず考えたことを書いてみます。
香り → 揮発した物質が鼻の神経を刺激する
香り成分 → 永遠にはでない → 具材を切ったり、加熱したりして発せられる(低温では揮発しにくい) → 切って放置、または加熱を続けると揮発しきってしまいキッチンに香りがついて料理につかない → 香りづけは仕上げに行い、余熱で香り成分が沢山揮発し続けているときに食べるのがベスト?

このように考えると、加熱により香りが多く出るものは香りのピークを持ち、一定時間を超えると香りが無くなってしまいます。
炒飯の場合、少量の酒・醤油・ごま油・ネギ油や、コショウの香りを活かしますが、これらはすべて仕上げの段階でいれなければ香りが飛んでしまいます。

ただここで私が疑問なのは、
・他の具材につくのか?
・味、香りの相互関係は?

ということに関してです。香りをまとわせる、と表現されることがありますが、実際に香り成分が他の具材についたりすることはあるでしょうし、米粒どうしの隙間空間に香り成分が閉じ込められていることもあると思います。

それの影響と、香り成分を出している具や調味料から直接揮発する影響はどちらの方がより香るのか….
何か知っている方はコメントください。
また、今回は酒を使って香りづけをしていますが、炒飯をパラパラにするのに水分は天敵です。
つまり、液体(油ではなく、水分を含んだ)を使って香りづけをする際は、できるだけ少量で最大限の香りをださせたいので、一番香りが立つタイミングを見極めることが大切でしょう。

3、「ソーセージ炒飯」レシピ

——-作り方——-
材料
ご飯:0.5合
卵:1個
塩:1.0g
白コショウ:0.3g
味の素:0.3g
濃い口醤油:小さじ1/2
キャノーラ油:小さじ4
鏡月:小さじ1/2
ソーセージ(ウィンナーの缶詰):大さじ3くらい

手順
①鍋を空焼きする

②煙がたってきたら、油をいれ鍋に馴染ませる

③鍋の底の油の溜まった部分に溶き卵をいれる

④全体を半熟にするように手早く3回くらい混ぜる

⑤飯を投入し、卵にぐいぐい押し付けるように塊をほぐしたり、ひっくり返したりしてムラなく卵でコーティングする

⑥全体がパラパラになるまでお玉の背で米の塊をたたいたり、全体を広げたりを繰り返す

⑦パラッとしてきたら、塩・白コショウをムラが出来ないように全体に振る

⑧0.5~1.0cm角に切ったソーセージを加える

⑨鍋全体に炒飯を広げたりして、しかり火を通す

⑩醤油、焼酎を加え、数回あおる

⑪皿に盛る

⑫完成!

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↑醤油と一緒にソーセージをいれてるようです。。。なんでだっけ。。。?
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4、食べた感想(良いとこも悪いとこも)

・ソーセージ(ウィンナー)は缶詰のものを使ったためか、塩気が強めだったがそれを考慮して塩を減らし気味で作って正解だった
・焼酎の香りはあんまり食欲をそそる感じではなかった。日本酒が一番合う気がする。紹興酒は本格的な、エスニックな印象。
・ソーセージ多かった。どこいってもソーセージ。大きさももっと控えめにしないとご飯の方の印象が小さくなりすぎた。
・ソーセージを入れたことに違和感は全くないが、マッチしたという感じもない。ソーセージと炒飯を混ぜただけの印象
・シャウエッセンとかとは全然味の違うソーセージだったので、一概に塩分の量や、具の大きさ、日の入れ具合は言えない。当たり前だがソーセージによって全然違う味になると思う

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5、これからの炒飯に活かせそうな発見

・ソーセージなど味のしっかりついた肉は、小さめにカットし、欲張らずに入れないと(大さじ1.5くらい?)主張が激しすぎてご飯の印象が薄くなる。(チャーシューもソーセージも)
・加える酒は焼酎より日本酒が合う気がする。紹興酒は本格的な、エスニックな香りにしたいときに使う。
ソーセージは柔らかさがいいが、そのものの味にばらつきがあるので、いれる前にしっかり味見をして、炒飯とソーセージの味を近づける。
焼酎は香りづけに使わない方がいい。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回はテキトウに作った割に、炒飯全体に通ずる話が多かった気がします。
次の記事もテキトウな炒飯の感想です。ぜひぜひ!!
関連記事:「挽肉炒飯」カリカリに炒めた挽肉を炒飯に!

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