前回の記事に引き続いて、思い付きで炒飯に洋酒をいれてみます。
今回は、「赤ワイン」
前回の記事ではウィスキーを使いましたが、赤ワインはよりインパクトの強い炒飯が期待できそうです。
赤ワインのフルーティーでさわやかな酸味と舌に残るような渋みは、炒飯へどのような効果をもたらすのでしょうか??
目次
1、お酒は炒飯にいれるべき?
2、「赤ワイン炒飯」レシピ
3、食べた感想
レシピは参考程度にのせています。今晩のメニューにと考えている方は他の炒飯をおすすめします(笑)
1、お酒は炒飯にいれるべき?
炒飯を構成する最低限の要素はなんでしょうか?
私は、ご飯、卵、油、塩であると思います。
(コショウ、うま味調味料、ネギ、酒などなど色々ありますが、最低限とわれるとこの4つではないでしょうか・・・?)
つまり炒飯に「酒」をいれるのは、アレンジであると考えます。醤油なんかもそうですね。
そんな、「基本の炒飯」に「酒」でアレンジすることは、どのようなメリットがあるのでしょうか?
肉をやわらかくするために酒を付け込んでおいたりしますが、これは炒飯に酒を加えるメリットにはなりませんね。また酒による臭み消しの効果も、ほとんどの場合の炒飯において役に立たないでしょう。
主な、「酒」を炒飯に加えるメリットは、
①香りづけ
②うまみ・コク・甘みを加える
③炒飯をパラパラにする
④炒めすぎたご飯に少し水分が復活する気がする
ではないかと思います。(④の効果は、根拠のない私の経験則ですが・・・)
「①香りづけ」について、
これは、酒を炒飯に加える一番メジャーな使われ方でしょう。この場合加えるタイミングが大切ですが、量はごく少量でいいです。1滴を仕上げに鍋肌に垂らすだけで十分という方もいらっしゃるくらいです。
お酒ならではの複雑で奥深い香りを炒飯にまとわせることができますよ。
「②うまみ・コク・甘みを加える」は、
酒に含まれる成分がもたらす味への影響の話です。
とくに酒のアミノ酸やコハク酸のうまみ成分はあらゆる料理で大活躍しています。(焼酎などの蒸留酒には含まれませんが!)
また、甘みでいうと日本酒を加えるといいですね。塩気ともよく合いますし。
お酒ごとの特徴を活かし、これもまた炒飯に奥行きをあたえてくれます。
「③炒飯をパラパラにする」について、
これは詳しい理由は調べてもよくわからなかったのですが、どうやら本当にそのような効果があるらしいです。(水では代用できないっぽいので、ロジカルクッキングとは違う発想のよう)
あらかじめご飯に酒をかけておいたり、仕上げに加えると、ご飯がパラパラに仕上がるのです。すばらしい。
と、以上のように炒飯にお酒が必要な、いれなければならない理由はないのですが、いれると良いことが結構あります。
おいしさを求めるのであれば加えるべきかと思います。
(入れすぎると水分でご飯がベちゃべちゃになってしまうので注意です!!)
2、「赤ワイン炒飯」レシピ
ウィスキー炒飯の失敗を踏まえて少し多めに加えました。
——-作り方——-
材料
ご飯:0.5合
卵:1個
塩:1.2g
白コショウ:0.3g
味の素:0.7g
赤ワイン:小さじ2
キャノーラ油:小さじ4
手順
①鍋を強火で煙が出るまで加熱する(空焼き)
②油をいれ全体になじませる
③弱火にし、鍋を火から離し煙が収まるのをまつ
④煙がもくもくでなくなったら鍋を弱火に戻す
⑤底に溜まった油に卵を加え、油を吸わせながら半熟にする
⑥ご飯をいれ、卵で米粒をコーティングするようなイメージでご飯を卵に押し付け、お玉の背(またはしゃもじ、へらの平らな部分)でたたいて塊をほぐしていく
⑦ご飯の塊がなくなったら再び強火にする
⑧塩を全体にふり、火から離さないように数回混ぜる
⑨コショウ・味の素を全体にふり、、火から離さないように数回混ぜる
⑩赤ワインを鍋肌からまわしいれ、シュワシュワと蒸発させしっかり水分を飛ばす
⑪数回あおり、皿に盛る
⑫完成!
↑む、紫だ・・・
↑ワインの香りがすごかった
3、食べた感想
・意識しなくても自然に赤ワインの香が分かる
・最初は特に違和感を感じなかったが、食べすすめるにつれフルーティーな香り、味の渋さが強調されていった。
・ご飯の色が紫がかっており、おいしそうには見えない。
・香り、味はどちらかというと、どちらかというとまずく感じた。
→ 最初は違和感を感じなかったが、食べすすめるにつれおいしくない。。。
みなさん。そんなまずいわけではないですが、あえて作らなくてもいいと思いますよ。。。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次の記事も短めの内容です。お酒ではないですがブドウつながりで「バルサミコ酢」をつかってみます。
是非読んでみて下さいね!
関連記事:「ウィスキー炒飯」 芳醇な香りは炒飯に合うか?
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初めまして。当ブログを運営しております炒飯の歯車と申します。
まず最初に、大変ありがたいお話をありがとうございます。ですが当ブログの内容はまだまだ未熟であり、私としてはこれからより完成度の高い記事を書いていきたいと考えております。
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