前回の記事では、時間がたつと炒飯の味が落ちていくことが分かりました。
今回は、
「粉チーズを炒飯にどう活かすか」
を考えてみます!
粉チーズって高いけど混ぜちゃうとあまり味しないですよね…
目次
1. 粉チーズをどう炒飯にどう活かすか
”粉チーズを炒飯にどう活かすか”を考えるために、まずは粉チーズの特徴について思い出してみます。
①そのままで美味い
②高い(値段)
③日持ちする
④少しずつ使うことができる
⑤スパゲティとかにかけてもあんまり味は変化しない
⑥完成後にかけることがよくある(ピザとかパスタとか。余熱で火を通すから?)
⑦いっぱいかけたい
⑧コクをだすために加えたりする
などなどありますね。では、これらの長所、短所を踏まえた上で、どんな調理をしていくか考えてみます。
「そのままで美味しく(①)、値段もそこそこするのに(②)、混ぜると味が分かりにくくなる(⑤)」
私だけの意見な気もしますが、ミートスパゲティとかにかける粉チーズであんまり味変わらなくないですか?
これはもったいないなといつも思っていて、お店とかで好みの量を使ってもいい状況になると、どばどばとかけてしまいます。(私だけでしょうか..?)
これはつまり、粉チーズそのものの美味しさを感じるには、けちらず(ある程度以上の量が舌につかないと味が分かりにくいため、少ないと逆に勿体ない)、全体に均一にかけない(コクは感じられますが、一度に舌に触れる量が減るため、チーズそのものの味を活かすには表面だけになど、粉チーズの密度を高めるため)、と、粉チーズの味を感じやすくなるということではないでしょうか。
2. 「粉チーズ チャーハン」で検索したら (クックパッドやらの傾向)
私の思いつく粉チーズを活かした炒飯のレシピでは闇雲です。そこでネットの傾向を調べてみます。
「粉チーズ チャーハン」 「チーズ チャーハン」 などの検索ワードで、クックパット、楽天レシピのような大手レシピサイトなどを見てみました。
どのように粉チーズを炒飯に活かしているのか?
おおよその傾向は、
・カルボナーラ(コンソメ、ブラックペッパー、バターとか)
・ドリア風
・和風にチーズ(のり、漬物(高菜)、ごま油、しらす)
・キムチ
・玉ねぎ
・パプリカ
・ベーコン
というワードが多く出てきました。
傾向としては、炒飯を中華料理としてではなく、シンプルな白飯のように扱い、チーズとチーズに合う具や調味料で調理していました。つまり”炒飯らしさ”より、”チーズ”をメインとしたレシピが多かったです。
確かに、炒飯の具に玉ねぎとパプリカとベーコンを加え、仕上げに粉チーズをかければ美味しいでしょう。しかし私としては、具材との相性ではなく、チーズをどう調理して活かすかに興味があります。
(というか、具を色々変えて試すとお金がかかっちゃうので…)
という訳で、検索してみた意味はなかったですが、粉チーズの調理法をメインに考えていきます。
3. 粉チーズ炒飯レシピ 試作1
炒飯に粉チーズを加えるタイミングは、いつがベストなのでしょうか。
スパゲティでは最後にかけたりしますが、炒飯の場合はいつがベストなのでしょうか?
粉チーズをコク・まろやかさをだすために使う場合、タイミングは様々です。ご飯と一緒に炊いてみたり、卵に入れておいたりなど、選択肢は多そうです。
ですが、粉チーズのチーズ感を活かそうとすると話は違いそうです。
ご飯と一緒に炊いたり、卵に入れておく方法では味が隠れてしまいそうです。
最初の段階で加えてしまうと、味が隠れやすい。つまり「調理の最終段階で加える」が粉チーズを活かすタイミングだと考えました。
また、この調理の最終段階に関して、粉チーズを加熱すると香り・味が強調されそうです。その場合、
①粉チーズに直接加熱するか
②炒飯の余熱で加熱するかの
2つの手段がありますが、今回は直接加熱する方法で作ってみます。
それではレシピです。
粉チーズは塩分を含むため、炒飯にふる塩は少なめで作ります。
— レシピ —
手順
①中華鍋を空焼きし (これからずっと強火)、煙が少し出てきたところで油を加える。
②油を鍋全体になじませ、底の油が溜まったところに溶き卵をいれる
③お玉で卵をひとかきし、すぐにご飯を加え鍋をあおりご飯の上に半熟卵がのっている状態にする
④お玉の背でご飯をほぐしながら、なるべく火から離さないように鍋をゆすり、ご飯一粒一粒に卵がコーティングされるよう混ぜる
⑤卵の生っぽさがなくなったら手早く塩・コショウを加える
⑥コンソメを加え、数回あおりながら、同時にお玉でご飯を混ぜ続ける
⑦鍋肌から醤油をまわしいれ、火から離さないよう意識しながら数回あおり、全体に香りをまとわせる
⑧粉チーズをいれ3回くらいあおり皿に盛る
4. 結果
・食べ始めたときは、「あれ??ちょっとまろやかになっただけ?」と感じましたが、食べすすめていくと、だんだんと粉チーズの後味になっていき、結構濃厚な印象でした。悪くはないのですが、チーズ感が少し弱いと感じました。
今回の試作1の炒飯ではしっくりくる炒飯にはなりませんでしたが、次の記事は「粉チーズ炒飯 試作2」ではまた改良を加えて作ってみます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
関連記事:「香りをつけた炒め油は炒飯の出来上がりに影響をあたえるか?」
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