「中華スープ漬け炒飯」お茶漬けの様に食べやすい

香ばしく、パラパラとした炒飯を、お茶漬けのように中華スープに浸す。
炒飯の香りがスープで覆われていまい、また米粒の食感はふやけてしまいます。

が、炒飯をスープに浸しても、ただのお茶漬けよりも米粒の食感は固めに保たれるでしょうし、米粒に味をつけているので食べ応えがあり、流し込むようにサラサラと食べられそうです。なんか美味しそう…
ということで、じゃあ作っちゃいましょう。

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目次

 

このレシピを参考にしようか迷う方は感想を読んでみて下さい!

1、お茶漬け風炒飯の個性

いままで、炒飯にカレーをかけたり、炒飯をラーメンのスープに浸したり、炒飯にステーキに使う様なソースをかけたりしてきました。

それらを作るたびに、
これは炒飯である意味はあるのか?
白飯の方が合っているのではないか?
という事を考えていました。この疑問に対してYesかNoで答えるほど単純な味ではありませんでしたが、総じて感じたことは、炒飯の主張が無駄に強いということです。
白飯でなく、炒飯であるプラスの個性もあるのですが、例えば炒飯にカレーをかけた時は、ごちゃごちゃした味で不味くはないのですが、「美味しい…のか?」と、あえて炒飯じゃなくていいかなと感じました。

ですが、カレーに合うように工夫した炒飯を作ることが出来るかもしれません。
(ターメリックライスとかバターライス的な。塩胡椒の味薄めでパラパラだけ残した炒飯とか?)
そうは言っても、カレーに合うような炒飯を作るのは難しそうです。
では逆の発想で、炒飯の主張が強いのはそのままで、合わせる(さっきで言うとカレー)側を主張の弱めにしてみてはどうでしょうか。
(もはやただの炒飯では?餡かけ炒飯の派生では?という疑問は湧かないこととします。)
「主張が強くない、ご飯に合うもので…」

「素朴な味わい…。和食…?」

「かけたり浸したりする料理…。」

「お茶漬けが良さそうだ。」
と言う流れで、お茶漬け風炒飯を作ります。

お茶が家にないので中華スープに漬けてみます。



2.「中華スープ漬け炒飯」レシピ

それではレシピです。

材料

ご飯:0.5合
卵:1個
塩:0.8g
白コショウ:0.2g
濃口醤油:小さじ1/2
ごま油:小さじ1/2
油:小さじ4
水:100ml
  (写真はいつかの鶏がらスープを使ってます)
料理酒:小さじ1/2  (私は老酒を使いましたが、日本酒でokですし、最悪無くてもokです)
創味シャンタン:小さじ1/2  (これは味覇でも鶏ガラスープでも、中華スープが作れればなんでもいいです)

手順
炒める作業は手早さが重要なので、あらかじめ下準備を済ませておく。塩、コショウを計量し、卵を溶き、醤油・ごま油小さじ1/2を用意し、暖かいご飯0.5合を皿に広げておく。
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中華鍋を強火(MAX)にかけ空焼きし、油小さじ4をいれる
(テフロン加工などの高温に対応していない鍋はこれからずっと中火で。)

油の溜まったところに溶き卵を注ぎ、弱火にする
(柔らかめの卵にします)

生のところがなくなるまでお玉などで混ぜ、半熟になったらご飯を卵の上に投入し、お玉の背などでグイグイ押し付けるようにご飯を卵でコーティングし、再び火力を最大にする
(これからずっと強火(MAX)。ですが揚げ物モードにはしなくていいと思います。)

ご飯粒の塊を軽く叩いたりして米粒1つ1つをバラバラにする
(ちゃんと叩いているのに全然パラパラにならない…!?という場合は、
・ご飯が水っぽい
・米粒が割れなかからでんぷんが出ている
・冷凍ご飯の解凍時に加熱しすぎて米粒が破裂した
・卵と絡ませるのが遅かった
・油が少ない
が原因と思われます。今回失敗してしまったなら次回気を付けましょう!)

ご飯全体が卵と絡みパラパラになったら、ご飯を全体に広げムラができないよう塩、コショウを振りかける

お玉などでかき混ぜたり、なるべく火から離さないようにあおったりして味ムラをなくす

醤油小さじ1/2、ごま油小さじ1/2を鍋肌から回し入れる

混ぜながら15秒くらい炒める

皿に盛る 
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水、創味シャンタン、料理酒を鍋に入れ加熱し、沸騰して15秒くらいしたら火を止める
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炒飯の形を崩さないようにスープをかける

完成!

3.感想(良いとこも悪いとこも)

・スープで柔らかくなっていたものの、炒飯ならではの米粒が際立った食感が独特だった
・スープで炒飯の香りは感じられなくなるかと思ったが、意外と香ばしさがあった
・サラサラと食べやすく、夏場にはスープを冷たくしても美味しそう
・塩気はちょうどよかった。
・ごちゃっとせずにバランスのいい味だった

4.炒飯の進化に活かせそうな発見

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・炒飯は割と主張が強いので、合わせるものは素朴な味の方がいい

今回のようなお茶漬け風炒飯というスタイルは結構よかったので、もっと気合い入れたスープ(あっさり系の鶏ガラ、カツオだしスープとか)や、梅炒飯などでさっぱり美味しいやつを作ってみたいですね。夏場の炒飯としてお茶漬け風にすると1年中炒飯を楽しめそうです。
次の記事では、牛乳とお酢を使ってカッテージチーズなるものを作ります。牛乳のたんぱく質がお酢の酸で凝固し、なんとチーズができると知ったので試しに作り、炒飯に利用?しました。結構美味しいチーズが簡単に作れてびっくりしました。
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