前回までは、「~2017年 最高の炒飯」を書いていました。私としてはかなり濃厚に書いたつもり(というか思いついたことを際限なく脈絡なく書いただけですが…)です。
今回の記事では、
・カシューナッツ
・パプリカ
・豚バラ
・ネギ
・バルサミコ酢
・みりん
・紹興酒
・醤油
に片栗粉でわずかなとろみをつけて炒め、炒飯の具にします。
カシューナッツと鶏肉を炒め中華料理、腰果鶏丁(:ようかけいちょう、ヤオグオジーディン)という料理を知り、アレンジを加え炒飯にしてみました。
炒飯の柔らかくもちっとした触感、カシューナッツの硬さ、豚バラを低温調理した歯ごたえとのコントラスト。また、パプリカの鮮やかな赤との色彩が絶妙な、あえてコントラストを強めた不調和な炒飯が出来ました。
思い付きで作ったのですが、完成度がかなり高いです。食材さえあればぜひ作ってみることをおすすめします!
目次
1. 下準備
まずは下準備です。
今回は下準備で加熱を済ませておきます。
主な下準備は、
⑴豚バラを低温調理する
⑵カシューナッツをオーブン(など)で少し火を入れる
です。
詳しくご説明していきましょう。
⑴豚バラを低温調理する
これは、このブログ内で何度かご紹介していますが、「炊飯器でしっとり煮豚炒飯」保温モードで低温調理ができるにて低温調理の仕方を書いています。
(ちなみに、プロが行う低温調理とは意味が少し違うらしいのです。オーブンにいれた肉を取り出し、休ませることで肉の中心部まで火が通り低温調理できる、みたい場合のことも言うらしいです。)
このように作ることで歯ごたえのある、しっとりとした豚バラとなりますが、割と面倒な調理でもあるため普通に炒めたりオーブンに入れたりしても大丈夫です。
正直、普通に調理すれば豚バラは美味しいです。面倒であればとにかく肉に火を入れて食べられる状態にしておきましょう。
⑵カシューナッツをオーブン(など)で少し火を入れる
これは、鍋で炒めてもカシューナッツには火が通りにくいかな?と思ったためオーブン(グリル)を使いました。鍋で炒める場合、カシューナッツは丸っこい固体のため、鍋底に触れる面積が小さく、加熱されにくいと思われました。
そのため、オーブンでまんべんなく加熱し、柔らかくしておきます。私の場合はガスコンロのグリルを使い、容器にいれ加熱しました。電子レンジでも出来るようですが、調整が難しいのです。また、油をたっぷり敷けば鍋でも加熱できるみたいです。
加熱の目安は、指でもてないくらいの熱さにすることです。そうなればそこそこ柔らかくなっていると思います。
2. 「ナッツ豚バラ炒飯」レシピ
さっそくレシピです。
調理手順
①塩:1.3g、白コショウ:0.2gを計量しておき、
卵:1個を溶き、
ご飯:0.5合を皿に広げておき、
醤油・紹興酒・バルサミコ酢・みりん・片栗粉:小さじ1/2を合わておき、
パプリカ、ネギ、煮豚を写真くらいに切り、
加熱したカシューナッツは1粒を半分に(パかっと)割っておく
②鍋に中火にかけ油:小さじ1をしき、切ったパプリカを炒める
③少ししなっとしたら切っておいた煮豚、ネギを加え炒める
④少しネギがしなっとしら、割っておいたカシューナッツをいれ炒める
⑤醤油・紹興酒・バルサミコ酢・みりん・片栗粉:小さじ1/2を合わておいたものを箸などで良く溶いておき、鍋に入れる
⑥具と良く絡ませつつ、みりん、紹興酒のアルコール、バルサミコ酢の酢酸を加熱により飛ばす
⑦アルコール、酢酸のむせるような香りがしなくなったら15秒程度強火にし、火を止める
(最後に強火にすることで、とろみが安定し時間が経っても液体に戻りにくくなります。)
⑨強めの中火にして、溶き卵をしっかり温まった油の溜まったところに注ぎ、お玉でかくように混ぜ全体を半熟にしていく
⑩火が通り卵が固まってしまう前に、手早くご飯を投入する
⑪お玉の背で卵にご飯を押し付けるようにグイグイと軽く力をこめ、ご飯と卵を絡ませる
⑫ご飯粒の塊がなくなるように、お玉の背でポンポンと叩き、塊をほぐしていく
⑬ご飯全体がほぐれ、卵と絡み、かつ卵が固まったら、塩1.3g、白コショウ:0.2gを均一に振りかける
⑭火から離さないようによく全体を混ぜたら、炒めておいた具を炒飯加える
⑮具を軽く混ぜ合わせる(20秒くらい)
⑯皿に盛る
⑰完成!!
3. 感想
・ナッツを加熱してから使うと、案外柔らかく煮豚の方が触感が強かった
・柔らかさ、硬さのコントラストがあり食べ飽きない
・味をあらかじめ具に付けておき、また軽く片栗粉でとろみをつけておくこと、具そのものに食べごたえを感じた
・ナッツを噛んだ時のコクがよい
・長ネギを大きめに切るとスジが口に残る感じがあるので、玉ねぎやキャベツに代用してもよかった
・意外とパプリカの味の存在感がなかった。さっぱりと甘みはあったが、ピーマンのように少し苦味があったりするとナッツと煮豚のくどさを緩和してくれそうに思った
4.何が言いたかったか
ナッツの硬さ、コク
煮豚の旨味、歯ごたえ
パプリカの甘さ、鮮やかな赤
長ネギの緑、辛さ
バルサミコ酢の酸味と深み
みりんのとろみ、甘さ
紹興酒の香り
醤油の香り、塩気
というバラバラな食材をあえて合わせ、その不調和を楽しむ、ってことです。
こういうと大人な難しい味な気がしますが、普通に美味しいのでぜひ作ってみて下さい。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
煮豚関連:「炊飯器でしっとり煮豚炒飯」保温モードで低温調理ができる
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