「広東鍋を買ってみた感想」中華鍋の比較

中華鍋の1つである広東鍋(山田工業所)を買ってみた感想についてです。

北京鍋との比較や、適切な大きさ・厚さ、山田鉱業所と安いプレス鍋について触れています。

中華鍋の購入を検討してる人の参考になればと思います。


1. 広東鍋 vs 北京鍋

私が感じたメリット・デメリットは以下です。

広東鍋 北京鍋
〇 左右対称の形状のため、重心が安定している × 手持ち部分が重く、重心が安定せずグラグラしやすい
〇 鍋底が浅く面積が広い(曲率が大きい)ため、食材を広げて炒めやすい × 鍋底が深く面積が小さいため、食材同士が重なりやすい
× 慣れないうちは持ちにくく、思うように鍋を動かせない 〇 持ち手の柄の部分を掴み、簡単に鍋を操作することができる
× 持ち手が火に近く熱いためタオルを越しに持つことが必須 〇 短時間の加熱であれば、タオルを使わず直接鍋を持つことができる

■初心者には北京鍋
広東鍋の方が筋肉とテクニックが必要なように感じます。

また広東鍋の場合、うまくタオルを巻いて持たないと火傷します。
北京鍋でも持ち手が熱くなることはありますが、広東鍋は形状的に必ず熱くなります。

※ちなみに、よく濡れたタオルで鍋を持つと、水分により熱が伝わりやすく熱くなるので、乾燥したタオルの方がよいと思います。

■手早く炒めるには広東鍋
広東鍋の方が広い鍋底で炒められるため、食材を薄く広げ手早く炒めることができます。

例えば、北京鍋で炒飯を炒めると、ご飯同士が重なり若干蒸し焼きのようになりますが、広東鍋だと薄くご飯を広げられ、蒸気を逃がしつつ、広い鍋底を使って手早く炒めることができます。

(あえて広東鍋と比較した場合に、北京鍋の方が若干蒸し焼き状態になりやすいだけで、北京鍋でも当然美味しい炒めものが作れます)

以上のように、メリット・デメリットの何を重視するかによって、購入する中華鍋を選択するとよいと思います。

2. 適切な大きさ・厚さ

■大きさは27~33cmがお勧め
中華鍋の大きさは、私の感覚的に27~33cmが汎用的な大きさではないかと思います。

大きな鍋ほど扱いが難しく、また置き場所に困ります。
しかし、小さい中華鍋(27cm未満)だと食材を広げにくく、また蓄熱量が小さくなり鍋が冷めやすくなってしまうため、27cm以上の鍋の方がよいと思います。

私が1人前の炒飯を作る際は、27~30cmの鍋にご飯をよく広げて作っています。
3人前以上を作る場合は、30cm以上あったほうがよいと思います。

■厚さは1.2mm以下でもok
私が購入した広東鍋は1.6mmですが、重いため思うように鍋を動かすためにある程度の筋肉が必要です。

私はあえて、蓄熱量が大きく温度が下がりにくい1.6mmの鍋を買いましたが、1.2mm以下でも問題なく美味しく炒められると思われます。

町の中華屋では、安く薄い鍋(山田工業所などでない)を消耗品として使い倒していると聞いたことがあります。
町の中華の味を家で再現したいのであれば、厚さはあまり気にしなくてもよいのかもしれません。
(ただし、中華料理屋の火力は家庭の数倍あるため、同じ条件ではないですが)

3. 山田工業所 vs 安いプレス鍋

私の中華鍋の購入歴は以下です。

  1. 近所のホームセンターで購入、直径:30cm、厚さ:不明(1.2mm以下)、値段:2300円、種類:北京鍋
  2. 山田工業所(amazon)で購入、直径:27cm、厚さ:1.6mm、値段:4500円、種類:北京鍋
  3. 山田工業所(えぞや)で購入、直径:30cm、厚さ:1.6mm、値段:3000円、種類:広東鍋

山田工業所の1枚の鉄板から打ち出した鍋と、鉄板をプレスして作った安い鍋を比べた結果、正直、素人目にはあまり違いを感じませんでした

山田工業所の鍋の方がしっかり丈夫に作られている感じはありますが、炒飯の仕上がりに大きな違いはないように思います。
(鍋の厚みによる蓄熱量・加熱温度の違いは感じられましたが、仕上がりが明らかに変わった、と断言できるような違いは感じませんでした)

ただ、山田工業所の中華鍋もそこまで高額ではないため、長持ちすることを考えると、山田工業所の鍋の購入はコスパ的にありかもしれません。

最後まで読んで頂きありがとうございました!


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